江戸時代
文人墨客を小布施へ招いた、もてなしの原点
高井鴻山と葛飾北斎の交流
当時の市村家当主であった高井鴻山(1806〜1883)は、葛飾北斎をはじめ数多くの文人墨客を小布施へ招きました。
心を尽くしてもてなし、それが同時に知的刺激を受ける交歓の場ともなる、桝一客殿のもてなしのルーツはここにあります。

静かな時間に浸り、 Steeped in stillness,

何かが a place where

始まる場所。 something begins

かつて、遠方からの客人(まれびと)をもてなした桝一本宅の座敷は「客殿」でした。小布施のような地方では客人の「訪れ」は、主(あるじ)はもちろん、家族や使用人にとっても小さな祭りのようなハレの日でした。それは知的刺激を受ける絶好の機会であり、重要な情報収集の場でもありました。
桝一客殿はこの歴史を現代の仕組みに焼きなおして、小布施に交歓の場を再現したいとの思いから生まれました。旅に、家族旅行に、ビジネス出張に、社内研修・会議に、そして御親戚の帰省に最適な新しいタイプのホテル。
「本来なら我が家にお泊りいただくべきですが…」の気持ちを、すべてのサービスの基本としています。
小布施のまちを、栗畑を、我が庭のようにお遊びください。
紡がれた歴史、小布施と桝一客殿の歩みを紐解く。
「本来なら我が家にお泊りいただくべきですが…」
小布施の町に脈々と受け継がれてきたもてなしの心と、まちづくりの歴史。
現代へと繋がるストーリーを辿ります。
江戸時代
当時の市村家当主であった高井鴻山(1806〜1883)は、葛飾北斎をはじめ数多くの文人墨客を小布施へ招きました。
心を尽くしてもてなし、それが同時に知的刺激を受ける交歓の場ともなる、桝一客殿のもてなしのルーツはここにあります。
1976年
地元の北斎作品の流出防止と収蔵、北斎研究の拠点に、「小布施の北斎」を発信する動きの中で「北斎館」が開館。これを機に全国から多くの人々が小布施を訪れるようになります。また、来訪者を受け入れるまちづくりも必要となっていきます。
1980年代
個人、法人、行政という立場を違える地権者が対等に話し合いを重ね、小布施堂を含む界隈の町並みを再構築する事業がスタート。住人、旅人ともに心地よく過ごせる、小布施を象徴する空間が形作られ、町全体で景観についての意識も高まっていきました。
2007年9月
「本来なら我が家にお泊りいただくべきですが…」の気持ちを基本コンセプトに、桝一市村家の迎賓流儀を宿泊施設として形にしました。
移築された土蔵、元ある建物の改修。伝統建築を再生していくプロセスに若いスタッフ達も関わり、知識技術を継承する役割も果たしました。
家族やグループが同じ空間でゆったりと語り合える広々とした空間を追求。
玄関を出れば「町並み修景」の成果、小布施堂界隈「味わい空間」が広がります。小布施の日常に溶け込むようにお過ごしください。
町並み修景により美しい景観へと整備された小布施堂の界隈。さらに、小布施の食、風土、暮らしなど五感すべてで楽しめるよう空間を作り上げていきました。
この空間を「味わい空間」と申します。
美しい路地を歩き、小布施を感じ、蔵の静寂に身をゆだねる。
小布施に招かれた特別な客人として、心ゆくまで豊かな時間をお過ごしください。
桝一客殿
基本設計はジョン・モーフォード氏による。歴史のついた蔵を活かし、外観は町並みに溶け込み、室内はモダンなベッドルーム。今と昔、光と影が調和する特徴的な空間。 静寂に包まれた穏やかなひとときをお過ごしください。
傘風楼
北斎館の向かいにある「土蔵にガラスの箱を組み込んだような建物」が傘風楼です。ご宿泊のお客様の朝食をご提供しております。 入口ロビーには栗菓子と栗のアイスクリームの販売コーナーがあります。
鬼場
傘風楼の2階にあるバー。地元の土から作られた鬼瓦をインテリアに使ったことから名づけました。窓越しに眺められる、ライトアップされた桝一市村酒造場のレンガ煙突が印象的です。
鬼場 Instagram
傘風舎(小布施堂栗菓子工場)
甍の波が印象的な小布施堂の栗菓子工場。北斎館からの景観を考えて建てられており、「他の建物からの景観を補完するようなものを建てる」という小布施の作法の草分け的な建物です。
本宅
かつて遠方からの客人(まれびと)をもてなした市村家本宅。客人の「訪れ」は小さな祭りのようなハレの日で、交歓の場でもありました。
えんとつ
桝一の精米蔵を改装した「モンブラン朱雀」の専門店です。栗あんの風味を活かした「モンブラン朱雀」と、こだわりの「朱雀ブレンド」コーヒーをお楽しみください。
正門
建築年代は不明ですが、270年以上前(1750年)の屋敷図にはすでに記されています。1842(天保13)年、葛飾北斎が初めてこの門をくぐったのは、夜のことでした。
小布施堂本店/レストラン
小布施堂の栗菓子はこちらで。 季節限定など、ここでしかお求めになれない栗菓子もございます。併設のレストランでは季節のコース料理、喫茶では生栗菓子やかき氷などお召し上がりいただけます。ご予約制でご宿泊者様のご夕食もご提供しております。
小布施堂
洋栗菓子 naka/桝一ハウス naka
歴史ある建物を改修した「組み合わせ」がコンセプトの新店。栗あんを洋菓子に組み合わせた「洋栗菓子」とコーヒーをお楽しみください。 2階は1室のみの客室といたしました。「桝一ハウス naka」と申します。
甘味喫茶 真田邸/桝一ハウス 真田邸
生栗菓子の工房をそなえた甘味喫茶。広い窓からは小布施の里山「雁田山」が眺められます。 2階は1室のみの客室といたしました。「桝一ハウス 真田邸」と申します。
幟の広場
大きな幟旗が目印の小布施堂、高井鴻山記念館、信用金庫の共同駐車場。施設毎の平日・週末の利用者数を踏まえ、シェアリングの合理性も考えて作られました。イタリアの広場を参考に設計され、時にはイベント会場としても活用されています。
高井鴻山記念館
市村家12代当主・高井鴻山の足跡を伝える記念館。「ゆう然楼」という隠宅で、北斎などの文人墨客が絶えない文化サロンでした。京間サイズで作られた建物で、京都の町屋のような風情が漂います。
高井鴻山記念館
栗の小径
町並み修景事業で作られた遊歩道。栗の間伐材を敷きつめられたことから名づけられました。その後、栗の木も移植され、見た目にも「栗の小径」となりました。足に木の柔らかさと温もりが伝わります。